世代を超えて愛される逸品を 山口 菜美  商品開発部デザイン課

ミキモトの伝統を継承し、筆と墨でデザイン画を描く日々

私はジュエリーデザイナーとして働いています。日々の業務は、まずは商品企画の内容をもとに、真珠や貴石など実際の素材を見ながらデザイン画を描くことです。ミキモトのデザイン画は極細の筆と墨で描かれているのですが、これはミキモトの古くからの伝統であり、パソコン上の均一な線で描いたものより、デザイナーの意図がクラフトマンに伝わりやすいという利点があります。デザイン画の完成後はクラフトマンと打ち合わせを行い、どのようにつくるのかを検討。作製の途中では何度か試作品をチェックし、デザイン画とのイメージのずれや、使用感などを確認・修正しながら商品の完成へと導いていきます。また、特注のデザインをお客様と直接ご相談しながら描くこともあります。

暮らしの中の小さな感動を、ジュエリーデザインへ

日頃見たり感じたりする全てのものが、デザインのアイデアにつながっていきます。ジュエリーだけでなく様々なものに興味を持ち、いろいろなところへ行き、小さな感動を大切にするよう心がけています。そうした感動を自分の中にストックしておくことで、ジュエリーのデザインをする際に様々なアイデアを出すことができるのだと思います。また、真珠や貴石を実際に見ながらデザインをする場合は素材を見てイメージを膨らませ、その美しさを最大限に引き出すように意識しています。ミキモトでは本当に美しい真珠や貴石を扱うことができるので、とても楽しいです。

世代を超えて愛される逸品を。お客様の“宝物”をつくるのが目標

ミキモトのジュエリーには、長い歴史の中で形作られてきた「ミキモトスタイル」というものがあります。これは日本の伝統的な技法とヨーロッパの製作技術が巧みに融合されたミキモト独自の様式です。昭和初期やそれ以前につくられたミキモトのジュエリーを目にする機会もありますが、今見てもとても素敵で新鮮に感じられ、こういったデザインや製作技術が現代にも受け継がれていることを誇りに思います。ミキモトでは超高額のジュエリーや、特別なお客様のために製作するものなど、様々なデザインに携わる機会があります。大きなチャンスを逃さず、どんな仕事も自信を持って挑んでいきたいですね。お客様の宝物として世代を超えて愛されるようなジュエリーをつくることが私の目標です。

Profile

山口 菜美

2014年入社 美術学部 工芸科卒

ミキモトで働くということ