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部門を超えたチームワーク

関谷 僕は普段から、部門を超えたチーム力を感じているのですが、2人はどうですか?本店には営業業務をサポートする課がありますが、僕のいる店舗は商品の修理対応などで分からないことがあると商品部の方と直接やりとりをする必要があり、また広報宣伝課や営業企画課ともやりとりをして、店内の催しを企画するなど他部門の方と連携して仕事をする機会が多くあります。
また一時期、百貨店部門のポップアップストアに長期ヘルプをしていたのですが、環境が全然違ったのでとても緊張していて。でも部長が気さくに話かけてくださり、百貨店と直営店のディスプレイ方法の違いや、それぞれの良さを教えてくださったことが印象的でした。

常久 私も、チーム力は常に感じています。特にコンシェルジュは季節ごとに行われる催事の時はもちろん、毎日の営業の時もチームでの連携が大切です。お客様のご用件を伺う人、お客様とフロアまで同行する人、担当者へ連絡をする人などそれぞれの役割をもち、スムーズに担当者へ繋ぐようにしています。日々、店舗内でのチーム力を強く感じる仕事をしていますが、ほかに店外での展示会の業務ではお食事やイベントの時間でお客様を的確に誘導するために企画部門の方との連携をとることが非常に重要となります。

関谷 平山さんはブライダルのフロア勤務ですが、チームで動いたり他部門の方と関わったりする機会はありますか?

平山 そうですね、営業部門なのでまず個人としての目標を達成することが大切なお仕事です。しかしミキモトの営業部門は個々の販売業務だけでなく販売員が一丸となってお客様をお迎えしている、というスタンスが強いと感じています。お互いの仕事が円滑に進むよう声を掛け合うため、精神的に非常に支えられています。また、他部門との連携といった点ではブライダルフェア立案の際には、企画部門と連携したり、婚約指輪の品揃え強化の際にはダイアモンドの調達部門と連携したりします。6年目になると、こうした現場の意見を伝える立場としてもキャリアがあるので活躍の場があり、今まで関わったことない部門の方とのやりとりも以前より増えたように感じます。

常久 お客様に最高のおもてなしをするために会社全体がチームとなって助け合っているなと感じることが、多いですよね。

働きながら得られる成長の機会

平山 そういえば7年目にはまた同期揃ってキャリアを考える研修がありますが、みんなはこれまで受けてきた研修でどんな学びを得ましたか? 

関谷 僕は中国語研修を受けたことで接客の幅が一気に広がりました。お店に来店してくださったお客様には商品のご案内以外でもできるだけコミュニケーションをとって楽しんでいただけるよう努め、必ず笑顔で帰っていただきたいと思っています。ですが、海外のお客様が増え、なかには中国語でしかコミュニケーションをとることができないお客様もいて「もっとお客様のニーズを的確に汲みとりたい、コミュニケーションをとってミキモトの良さを伝えたい」と思い研修を受けることにしました。毎週1回の研修に1年間参加したことで、簡単な会話や説明ができるようになり、言葉が通じることで販売員としてできることも増えて自信となりました。

平山 ゼロから始めるって大変なこともあるけど、働きながら成長を実感できるって素晴らしいことですよね。

平山 私はOJT研修制度が成長に繋がったなと感じています。OJT担当だった先輩とは今でも公私ともに仲が良く、当時社会人になって漠然とした不安のようなものを持っていた時も精神的にも支えていただき、甘えさせていただいて、本当に尊敬している先輩と出会えた。また、そのあと自分がOJT担当をする立場を2度経験しました。自分が得意なことは教えやすいけど、苦手なことは教えるのが難しかったり、自分自身色々と悩むことがありましたが、その1年をOJT担当として新入社員についていたことで、人に教える力、話の組み立て方やモチベーションの保ち方などすごく勉強になったと感じています。

常久 OJT制度って教える立場ではあるけど、人に教えることや成長を手助けする立場としての気づきがあって、自分の成長にもなりますよね。私は2年目の時に行った鳥羽研修が本当に良い学びの期間だったと思っています。

平山 鳥羽研修はこの3人同じ日程でしたね。全部楽しい思い出です。関谷さんは糸替え実践のとき一番時間がかかっていたのを覚えています。

関谷 僕、たしか終わらなくて最後は先生にやってもらっていました。

常久 そうだったかも。それ以外にも実際に養殖場を見学して挿核実習をしたり、真珠の選別をしたり、ミキモトでしかできない貴重な体験をさせてもらいました。実際にコンシェルジュとして受付に立っていると、お客様から真珠についての問い合わせを多くいただくので、ミキモトの真珠ができるまでのストーリーや希少性をお話しするのにこの研修での体験がとても役立っています。

やりがいのその先に

平山 研修を通してもそうですが、長く働いていくうちに、自分の能力というか特技など新たな自分に気づくこともありますよね。

常久 そうですね、私も業務を通じて、自分の個性というか強みにも気づくことができたと感じます。コンシェルジュは本店の最初の入口になるので、受付に立っていると本当にいろんなお客様がいらっしゃいます。年齢や国籍など様々で、皆さま目的が違っていて想定通りにいかないことが多いのですが、そんな中でも意外と冷静に対応できているなと思います。普段から笑顔を心掛けていることもあり、心の中で慌てていても表情に出ないようになって、いつも変わらぬ笑顔でお客様を暖かくお迎えできている気がします。

関谷 確かに、常久さんはいつ会っても和やかな空気で落ち着いていますよね。

平山 その点でいうと私は、目の前のお客様にいかに楽しい時間を過ごしていただけるかを考えることが好きなのだなと気づきました。ミキモトで過ごしていただく時間は、楽しく特別なものとなって欲しい。そのための空間づくりは重要なポイントだと思っています。学生時代は大勢の前で話すコミュニケーション能力がないと思っていましたが、目の前のお客様に対して全力を尽くすという意味では、実はコミュニケーション能力はちゃんとあって、様々な経験を通して自分に向いていることや好きなことが分かってきたという実感があります。

関谷 二人ともしっかりと自分の成長を感じられていますね。自分の可能性に気づくことは、キャリアを歩んでいく上で大切なことだからこうして働きながら自己分析ができるのは本当に良いことだなと思います。僕は、課題はたくさん思い浮かぶけど、強みはこれといってまだ気づけていないかもしれない。でも常にチャレンジする心を持って業務に取り組んでいます。

常久 関谷さんは相手に緊張感を与えない人柄が、結果としてたくさんの人を味方にしているよね。これも立派な強みですよね。

平山 そうですね。安心感があり何事にもポジティブな姿勢が、きっとお客様だけでなく社内の人との関係構築にも良く影響していて、結果として働きやすさにも繋がっているのではないでしょうか。

関谷 たしかに、異動や業務を通して多くの社内の方々と働いてきました。本当に皆さん良くしてくださって、自分の所属する部門以外でも良い関係を築くことができていると感じています。僕の場合は自分で気づくことより、上司や同僚に気づかせてもらうことが多いですね。

関谷 それぞれにやりがいや成長を感じていると思いますが、この先はどんなことを目標にしていますか?

平山 そうですね、社内には様々な環境で働いている先輩方が多く、皆様一様にプライベートと仕事をバランスよく両立されている方が多いと感じています。女性は妊娠や出産などライフイベントで仕事を一定期間お休みせざるを得ないこともあるので、お休みした後も前と変わらず自身の仕事に責任を持ちながら長く働くことをイメージして、両立を図りたいと考えています。

関谷 ワークライフバランスを保ちながらキャリアアップしていけると、後進へも長く働く上での安心感を与えられますよね。

常久 私はコンシェルジュに配属され、より多くのお客様や社内の方とも関わる機会が増えたことから、接客・対人スキルをもっと高めていきたいと思うようになりました。先輩方はお客様との会話によって、どのような趣味嗜好でどのようにご案内をしていけばいいかを瞬時に判断され、お客様の心を掴んでいます。私もお客様との距離の取り方や会話力を先輩方から学び、さらに会社へ貢献していきたいです。

関谷 僕は次のキャリアステップとして、店長やフロアマネージャーになりたいと考えています。店舗の運営に加えて、共に働く社員の志気を高める、モチベーションを維持するなど人材マネジメントの重要性も感じているので、会社のリーダーシップ研修プログラムなどがあれば積極的に参加して学んでいきたい。パフォーマンス力の高いチームを作ること、そして会社へ貢献できる人材となることが目標です。

Profile

関谷 颯汰

2018年入社

本店営業部営業3課 横浜LM店

Profile

常久 令実

2018年入社

本店営業部営業1課 銀座4丁目本店 コンシェルジュ

Profile

平山 千瑛

2018年入社

本店営業部営業3課 銀座4丁目本店 6階